【徹底比較】毎日湯船vsシャワー徹底比較!年間ガス代の差額は最大6万円!?プロが教える賢い選択

毎日のお風呂、あなたは湯船派ですかシャワー派ですか?

「疲れた日は湯船に浸かりたいけど、ガス代が気になる…」 「毎日シャワーだけで済ませているけど、実際どれくらい節約できているの?」

こんな疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。

実は、湯船とシャワーの年間ガス代の差額は、使い方次第で最大6万円以上にもなります。ガス業界で培ってきた知見と、実際のデータ分析から導き出した結論をお伝えすると、単純に「シャワーの方が安い」とは言い切れないのが実情です。

この記事では、湯船とシャワーのガス代を徹底比較し、あなたのライフスタイルに合った最適な入浴方法をご提案します。プロパンガス・都市ガスそれぞれのケース、一人暮らしから家族世帯まで、具体的な数字とともに解説していきます。

ガス代を賢く節約しながら、快適なバスタイムを過ごすヒントが満載です。ぜひ最後までお読みください。

  1. ■湯船とシャワーのガス代、基本的な違いとは
    1. 【給湯器の燃焼効率とガス消費の関係】
    2. 【プロパンガスと都市ガスの料金体系の違い】
  2. ■湯船1回分のガス代を徹底計算
    1. 【一般的な浴槽サイズとお湯の量】
    2. 【都市ガスの場合の計算】
    3. 【プロパンガスの場合の計算】
    4. 【追い焚きのガス代も考慮に入れる】
  3. ■シャワー1回分のガス代を徹底計算
    1. 【シャワーの流量と使用時間】
    2. 【シャワー10分間のガス代計算】
    3. 【シャワー時間別のガス代比較表】
    4. 【シャワーヘッドの種類による違い】
  4. ■年間コストで見る湯船とシャワーの比較
    1. 【毎日湯船に入る場合の年間ガス代】
    2. 【毎日シャワーのみの場合の年間ガス代】
    3. 【年間差額の比較】
    4. 【パターン別年間コスト一覧】
  5. ■プロパンガスと都市ガスでの料金差を理解する
    1. 【基本料金と従量料金の構造】
    2. 【発熱量の違いがガス使用量に与える影響】
    3. 【ガス会社の見直しで年間節約できる金額】
  6. ■家族構成別のおすすめ入浴方法とガス代シミュレーション
    1. 【一人暮らしの場合】
    2. 【2人暮らし・夫婦の場合】
    3. 【3人以上の家族の場合】
  7. ■湯船派のためのガス代節約テクニック7選
    1. 【1. 保温シートと浴槽フタを必ず使う】
    2. 【2. 設定温度を1~2度下げる】
    3. 【3. 家族の入浴時間を集中させる】
    4. 【4. 自動運転機能を活用する】
    5. 【5. 残り湯を活用する】
    6. 【6. 浴槽の容量を把握する】
    7. 【7. エコキュートや高効率給湯器への買い替えを検討】
  8. ■シャワー派のためのガス代節約テクニック6選
    1. 【1. 節水シャワーヘッドに交換する】
    2. 【2. シャワーの出しっぱなしをやめる】
    3. 【3. シャワーの温度設定を見直す】
    4. 【4. 手元止水機能付きシャワーヘッドを選ぶ】
    5. 【5. 冬場は浴室を予め暖めておく】
    6. 【6. シャワー時間を意識的に短縮する】
  9. ■季節別の賢いお風呂の使い分け方
    1. 【夏場(6月~9月)のおすすめ入浴法】
    2. 【冬場(12月~3月)のおすすめ入浴法】
    3. 【春秋(4月~5月、10月~11月)の切り替えポイント】
    4. 【季節別ガス代比較表】
  10. ■あなたに最適な入浴方法を選択しよう

■湯船とシャワーのガス代、基本的な違いとは

お風呂のガス代について考える際、まず理解しておきたいのが「何にどれだけガスを使っているか」という基本的なメカニズムです。

湯船とシャワーでは、ガスの使用量が大きく異なります。湯船の場合は一度に大量のお湯を沸かす必要があり、シャワーは使用時間に応じて継続的にガスを消費します。

一般的な給湯器の仕組みでは、水を設定温度まで加熱するためにガスを燃焼させます。加熱する水の量が多ければ多いほど、また温度差が大きければ大きいほど、ガスの消費量は増加します。

【給湯器の燃焼効率とガス消費の関係】

現代の給湯器は熱効率が向上しており、一般的なガス給湯器で約80~90%、エコジョーズなどの高効率給湯器では95%程度の熱効率を実現しています。

この熱効率の違いも、実際のガス代に影響を与えます。古い給湯器を使用している場合、同じ量のお湯を沸かすのにより多くのガスが必要になるため、給湯器の性能も重要な要素です。

また、季節による影響も見逃せません。冬場は水道水の温度が夏場より10度以上低くなることもあり、同じ温度のお湯を作るためにより多くのガスが必要になります。

【プロパンガスと都市ガスの料金体系の違い】

ガス代を考える上で重要なのが、使用しているガスの種類です。

プロパンガス(LPガス)と都市ガスでは、発熱量も料金体系も大きく異なります。プロパンガスは都市ガスの約2.2倍の発熱量があるため、同じ量のお湯を沸かす場合、使用するガスの体積は都市ガスの方が多くなります。

しかし、料金で見ると状況は変わります。プロパンガスは自由料金制で地域や会社によって差がありますが、都市ガスと比較すると一般的に1.5~2倍程度高額になるケースが多いのが実情です。

この記事では、両方のケースについて具体的な金額を示しながら解説していきます。

■湯船1回分のガス代を徹底計算

湯船にお湯を張る場合、実際にどれくらいのガス代がかかるのでしょうか。具体的な数字で見ていきましょう。

【一般的な浴槽サイズとお湯の量】

日本の一般的な家庭用浴槽の容量は、約180~200リットルです。マンションなどでは160リットル程度のコンパクトな浴槽もあれば、ゆったりサイズでは220~250リットルの浴槽もあります。

ここでは標準的な200リットルの浴槽を例に計算していきます。

冬場の水道水温度を15度、お湯の設定温度を42度とすると、温度差は27度です。200リットルの水を27度上げるために必要な熱量は約5,400kcalとなります。

【都市ガスの場合の計算】

都市ガス1立方メートルあたりの発熱量は約10,750kcal、給湯器の熱効率を85%として計算すると

  • 必要なガス量:5,400kcal ÷ (10,750kcal × 0.85) ≒ 0.59立方メートル
  • 都市ガス料金を1立方メートルあたり150円とすると:0.59 × 150円 = 約89円

【プロパンガスの場合の計算】

プロパンガス1立方メートルあたりの発熱量は約24,000kcal、給湯器の熱効率を85%として計算すると

  • 必要なガス量:5,400kcal ÷ (24,000kcal × 0.85) ≒ 0.26立方メートル
  • プロパンガス料金を1立方メートルあたり600円とすると:0.26 × 600円 = 約156円

項目

都市ガス

プロパンガス

浴槽容量

200リットル

200リットル

温度差

27度(15度→42度)

27度(15度→42度)

ガス使用量

約0.59㎥

約0.26㎥

1回あたりのガス代

約89円

約156円

【追い焚きのガス代も考慮に入れる】

湯船のガス代を考える際、見落としがちなのが追い焚きのコストです。

家族が時間差で入浴する場合や、長時間お湯を張りっぱなしにする場合、お湯の温度は下がっていきます。一般的な浴槽では、1時間で約2~3度温度が下がるとされています。

1回の追い焚きで3度温度を上げる場合

  • 都市ガスで約10円
  • プロパンガスで約17円

毎日1回追い焚きをする場合、月間で300~510円、年間で3,600~6,120円の追加コストとなります。

■シャワー1回分のガス代を徹底計算

次に、シャワーのガス代を詳しく見ていきましょう。シャワーの場合、使用時間が最も大きな変数となります。

【シャワーの流量と使用時間】

一般的なシャワーヘッドからは、1分間に約10リットルのお湯が出ます。最近の節水シャワーヘッドでは6~8リットル程度まで抑えられているものもあります。

シャワーの使用時間は人によって大きく異なりますが、短時間派は5分程度で体を流すだけ、標準的な使用では10分程度で髪と体を洗い、長時間派になると15~20分かけてゆっくり浴びる傾向があります。

ここでは標準的な10分間、通常のシャワーヘッド(毎分10リットル)を使用した場合で計算します。

【シャワー10分間のガス代計算】

10分間のシャワーで使用するお湯の量:10リットル × 10分 = 100リットル

冬場の水道水温度15度から42度に加熱する場合、温度差は27度。

都市ガスの場合

  • 必要な熱量:100リットル × 27度 ≒ 2,700kcal
  • ガス使用量:2,700 ÷ (10,750 × 0.85) ≒ 0.30㎥
  • ガス代:0.30 × 150円 = 約45円

プロパンガスの場合

  • ガス使用量:2,700 ÷ (24,000 × 0.85) ≒ 0.13㎥
  • ガス代:0.13 × 600円 = 約78円

【シャワー時間別のガス代比較表】

シャワー時間

使用湯量

都市ガス

プロパンガス

5分

50リットル

約23円

約39円

10分

100リットル

約45円

約78円

15分

150リットル

約68円

約117円

20分

200リットル

約90円

約156円

この表から分かるように、シャワーを20分間使用すると、湯船1回分とほぼ同等のガス代になります。

【シャワーヘッドの種類による違い】

節水シャワーヘッドを使用すると、ガス代も大きく変わります。

毎分6リットルの節水シャワーで10分間使用した場合

  • 使用湯量:60リットル
  • 都市ガスで約27円
  • プロパンガスで約47円

通常のシャワーヘッドと比較して、約40%のガス代削減が可能です。

■年間コストで見る湯船とシャワーの比較

ここまでの計算をもとに、年間でどれくらいの差が出るのか見ていきましょう。

【毎日湯船に入る場合の年間ガス代】

都市ガスの場合

  • 1回89円 × 365日 = 年間32,485円
  • 追い焚き月1回を含めると:年間36,085円

プロパンガスの場合

  • 1回156円 × 365日 = 年間56,940円
  • 追い焚き月1回を含めると:年間63,060円

【毎日シャワーのみの場合の年間ガス代】

シャワー10分間の使用で計算

都市ガスの場合

  • 1回45円 × 365日 = 年間16,425円

プロパンガスの場合

  • 1回78円 × 365日 = 年間28,470円

【年間差額の比較】

  • **都市ガス:**湯船とシャワーの差額 = 約16,060円(追い焚きなしの場合)
  • **プロパンガス:**湯船とシャワーの差額 = 約28,470円(追い焚きなしの場合)

プロパンガスで毎日湯船に入り、追い焚きも頻繁にする場合と、短時間シャワーのみの場合を比較すると、年間で最大6万円以上の差が出ることもあります。

【パターン別年間コスト一覧】

入浴パターン

都市ガス(年間)

プロパンガス(年間)

毎日湯船(追い焚きなし)

32,485円

56,940円

毎日湯船(週3回追い焚き)

34,410円

60,348円

週3回湯船+週4回シャワー10分

23,868円

41,166円

毎日シャワー10分

16,425円

28,470円

毎日シャワー5分(節水型)

9,855円

17,082円

この表から、ライフスタイルに応じた選択ができます。週に数回湯船、それ以外はシャワーという使い分けをすることで、リラックス効果とコストのバランスを取ることが可能です。

■プロパンガスと都市ガスでの料金差を理解する

ガス代を節約するためには、使用しているガスの種類による違いを正しく理解することが重要です。

【基本料金と従量料金の構造】

ガス料金は「基本料金 + 従量料金」で構成されています。

都市ガスの平均的な料金体系

  • 基本料金:約750~1,000円/月
  • 従量料金:約130~160円/㎥

プロパンガスの平均的な料金体系

  • 基本料金:約1,500~2,000円/月
  • 従量料金:約500~700円/㎥

プロパンガスは自由料金制のため、会社や地域によって料金に大きな幅があります。同じ地域でも、ガス会社を変更することで月額2,000~3,000円のコスト削減ができるケースもあります。

【発熱量の違いがガス使用量に与える影響】

プロパンガスは都市ガスの約2.2倍の発熱量がありますが、料金は3~4倍になることもあります。この差が、プロパンガス利用者のガス代が高くなる主な理由です。

実際の使用量で見ると

  • 湯船1回分:都市ガス0.59㎥ vs プロパンガス0.26㎥
  • しかし料金では:都市ガス89円 vs プロパンガス156円

発熱量あたりの料金で比較すると、プロパンガスの方が割高になっていることが分かります。

【ガス会社の見直しで年間節約できる金額】

プロパンガスを使用している場合、ガス会社の見直しは大きな節約につながります。

例えば、従量単価が700円/㎥の会社から500円/㎥の会社に変更した場合

  • 月間10㎥使用している家庭:月2,000円、年間24,000円の削減
  • 月間15㎥使用している家庭:月3,000円、年間36,000円の削減

長年同じガス会社を使用している場合、料金が相場より高くなっているケースも少なくありません。複数のガス会社から見積もりを取ることで、適正価格を知ることができます。

■家族構成別のおすすめ入浴方法とガス代シミュレーション

家族の人数やライフスタイルによって、最適な入浴方法は変わってきます。

【一人暮らしの場合】

一人暮らしでは、シャワーのみの方がコストメリットが大きいケースが多くなります。

シャワー派の年間ガス代

  • 毎日10分シャワー(都市ガス):約16,425円
  • 毎日10分シャワー(プロパンガス):約28,470円

湯船派の年間ガス代

  • 毎日湯船(都市ガス):約32,485円
  • 毎日湯船(プロパンガス):約56,940円

差額は都市ガスで年間16,060円、プロパンガスで年間28,470円です。

ただし、週末だけ湯船に入るという使い分けをすれば

  • 週末2回湯船+平日5回シャワー(都市ガス):年間20,748円
  • 週末2回湯船+平日5回シャワー(プロパンガス):年間36,192円

この場合、毎日シャワーと比較して都市ガスで年間4,323円、プロパンガスで年間7,722円の追加コストで、週末のリラックスタイムを確保できます。

【2人暮らし・夫婦の場合】

2人暮らしでは、湯船の方がコストメリットが出るケースもあります。

両方シャワーの場合

  • 各10分 × 2人 × 365日(都市ガス):年間32,850円
  • 各10分 × 2人 × 365日(プロパンガス):年間56,940円

湯船を共有する場合:

  • 毎日湯船(都市ガス):年間32,485円
  • 毎日湯船(プロパンガス):年間56,940円

2人とも10分以上シャワーを使う場合、湯船を共有した方が安くなります。さらに、湯船の方が水道代も節約できる可能性があります。

【3人以上の家族の場合】

家族が多い場合、湯船の方が明らかに経済的です。

家族4人全員がシャワー10分の場合

  • 10分 × 4人 × 365日(都市ガス):年間65,700円
  • 10分 × 4人 × 365日(プロパンガス):年間113,880円

湯船を共有する場合

  • 毎日湯船+追い焚き1回(都市ガス):年間36,085円
  • 毎日湯船+追い焚き1回(プロパンガス):年間63,060円

都市ガスで年間約30,000円、プロパンガスで年間約50,000円の差額が出ます。

家族構成別の推奨入浴方法としては、一人暮らしの場合はシャワー中心で週末は湯船でリフレッシュ、2人暮らしは連続入浴できるなら湯船、時間差が大きければシャワー、3人家族以上は湯船を共有し保温シートなどで追い焚き回数を削減、高齢者がいる家庭は健康面を考慮して湯船を推奨しガス代は他で節約するのが賢明です。

家族の入浴時間の間隔が1時間以内であれば、追い焚きなしでも十分な温度を保てます。

■湯船派のためのガス代節約テクニック7選

湯船に入りたいけどガス代が気になる方のために、効果的な節約方法をご紹介します。

【1. 保温シートと浴槽フタを必ず使う】

お湯の温度低下を防ぐことが、追い焚き回数削減の鍵です。

保温シートを湯面に浮かべ、その上から浴槽フタをすることで、熱の放散を大幅に減らせます。この組み合わせで、2時間後の温度低下を1度以下に抑えることも可能です。

市販の保温シートは1,000~2,000円程度で購入でき、月に2~3回の追い焚きを削減できれば、数か月で元が取れます。

【2. 設定温度を1~2度下げる】

お湯の設定温度を42度から40度に下げるだけで、ガス代を約7~10%削減できます。

年間で計算すると

  • 都市ガスで約2,300~3,200円の節約
  • プロパンガスで約4,000~5,600円の節約

最初は物足りなく感じるかもしれませんが、1週間ほどで慣れます。健康面でも、熱すぎるお湯は心臓に負担をかけるため、40度程度が理想的とされています。

【3. 家族の入浴時間を集中させる】

入浴の時間差が開くほど、追い焚きが必要になります。

家族全員が1時間以内に入浴すれば、追い焚きなしでも快適な温度を保てます。夕食後にまとめて入浴するなど、ライフスタイルの工夫で大きな節約になります。

1日1回の追い焚きを避けられれば

  • 都市ガスで月300円、年間3,600円の節約
  • プロパンガスで月510円、年間6,120円の節約

【4. 自動運転機能を活用する】

最近の給湯器には、設定時刻に自動でお湯を沸かす機能や、保温温度を細かく設定できる機能があります。

保温機能は便利ですが、長時間使用するとかえってガス代が増えることもあります。家族の入浴時間に合わせて、必要最小限の保温時間に設定しましょう。

【5. 残り湯を活用する】

翌日の洗濯に残り湯を使えば、水道代の節約にもなります。

また、残り湯を半分程度残して新しいお湯を足す「差し湯」方式にすると、水から沸かすよりもガス代を20~30%削減できます。ただし、衛生面を考慮して、2日以上同じお湯を使うのは避けましょう。

【6. 浴槽の容量を把握する】

必要以上にお湯を張らないことも重要です。

標準的な浴槽で、湯量を200リットルから180リットルに減らすと

  • 1回あたり都市ガスで約9円、プロパンガスで約16円の節約
  • 年間では都市ガスで3,285円、プロパンガスで5,840円の節約

肩まで浸かるのに十分な湯量を確認し、適量を給湯器に設定しましょう。

【7. エコキュートや高効率給湯器への買い替えを検討】

初期投資は必要ですが、長期的には大きな節約になります。

エコジョーズなどの高効率給湯器は、従来型より約15%のガス代削減が可能です。年間のガス代が5万円の家庭なら、年7,500円の節約になります。

湯船派の節約テクニックを実践すれば、保温シートとフタで追い焚き削減、設定温度を1~2度下げて7~10%削減、家族の入浴時間を1時間以内に集中、自動保温機能の使用時間を最小限に、残り湯の活用で水道代も節約、適正な湯量設定で無駄を省き、長期的には高効率給湯器への買い替えも検討できます。これらを組み合わせることで、湯船を楽しみながら年間10,000~20,000円のガス代削減が可能です。特に保温対策と設定温度の見直しは、今日からでも実践できる効果的な方法です。

■シャワー派のためのガス代節約テクニック6選

シャワー派の方も、ちょっとした工夫でさらにガス代を削減できます。

【1. 節水シャワーヘッドに交換する】

最も効果的な節約方法は、節水シャワーヘッドへの交換です。

一般的なシャワーヘッドの流量は毎分10リットルですが、節水タイプでは6~8リットルに抑えられます。水圧を維持しながら水量を減らす設計で、使用感はほとんど変わりません。

10分間のシャワーで計算すると

  • 通常:100リットル → 都市ガス45円、プロパンガス78円
  • 節水型(60リットル):都市ガス27円、プロパンガス47円

年間の節約額

  • 都市ガスで約6,570円
  • プロパンガスで約11,315円

節水シャワーヘッドは3,000~5,000円程度で購入でき、数か月で元が取れます。

【2. シャワーの出しっぱなしをやめる】

体を洗う時、髪にトリートメントをつけて時間を置く時など、シャワーを出しっぱなしにしていませんか。

こまめに止めることで、実質的な使用時間を半分以下にできます。10分間シャワーを出しっぱなしにしている人が、実際に浴びている時間は5分程度というケースも多いのです。

意識して止める習慣をつければ

  • 都市ガスで年間約8,000円の節約
  • プロパンガスで年間約14,000円の節約

【3. シャワーの温度設定を見直す】

お湯の温度を1度下げるごとに、約3~5%のガス代削減になります。

42度から40度に下げれば

  • 都市ガスで年間約650~820円の節約
  • プロパンガスで年間約1,140~1,420円の節約

シャワーの場合、湯船より高めの温度でも快適に感じるため、40度でも十分な暖かさがあります。

【4. 手元止水機能付きシャワーヘッドを選ぶ】

シャワーヘッドに止水ボタンがついているタイプなら、手元で簡単に水を止められます。

蛇口まで手を伸ばす必要がないため、こまめに止める習慣がつきやすくなります。止水機能付きの節水シャワーヘッドを選べば、さらに効果的です。

【5. 冬場は浴室を予め暖めておく】

寒い浴室では長時間シャワーを浴びがちです。

入浴前に浴室暖房を使う、または入浴直前に熱めのシャワーを数分間出して浴室を暖めておくことで、シャワー時間を短縮できます。

ただし、電気代とのバランスを考える必要があります。最も効率的なのは、湯船のお湯を抜く前にその蒸気で浴室を暖める方法です。

【6. シャワー時間を意識的に短縮する】

スマートフォンのタイマーを使って、シャワー時間を測ってみましょう。

多くの人が思っているより長くシャワーを使っています。目標時間を設定し、それを守る習慣をつけることで、無意識の使いすぎを防げます。

10分から7分に短縮できれば

  • 都市ガスで年間約4,900円の節約
  • プロパンガスで年間約8,500円の節約

シャワー派の方は、節水シャワーヘッドで40%削減し年間6,500~11,000円、こまめに止めて使用時間半減で年間8,000~14,000円、温度1度下げて3~5%削減で年間650~1,400円の節約が可能です。手元止水機能で操作性を向上させ、浴室を事前に暖めて快適性を確保し、タイマーで時間管理することで、年間15,000~25,000円のガス代削減が実現できます。特に節水シャワーヘッドとこまめな止水の組み合わせは、効果が大きく今すぐ始められる方法です。

■季節別の賢いお風呂の使い分け方

季節によって水道水の温度は大きく変わり、それに応じてガス代も変動します。季節ごとの最適な入浴方法を知ることで、年間を通じてガス代を抑えられます。

【夏場(6月~9月)のおすすめ入浴法】

夏場は水道水温度が20~25度程度まで上がるため、冬場の半分程度のガスで済みます。

夏場の湯船1回分のガス代

  • 温度差:42度 – 25度 = 17度
  • 都市ガスで約56円(冬場89円)
  • プロパンガスで約98円(冬場156円)

夏場は湯船のコストが下がるため、普段シャワー派の人も週末だけ湯船に入るという選択肢があります。夏バテ予防にも、ぬるめの湯船(38~40度)がおすすめです。

また、シャワーの温度も38~40度で十分快適なため、設定温度を下げやすい季節です。

【冬場(12月~3月)のおすすめ入浴法】

冬場は水道水温度が5~15度まで下がり、ガス代が最も高くなる時期です。

冬場の湯船1回分のガス代

  • 温度差:42度 – 10度 = 32度
  • 都市ガスで約105円
  • プロパンガスで約184円

冬場は保温対策が最も効果を発揮する時期です。浴槽フタと保温シートの使用で、追い焚き回数を大きく減らせます。

家族の入浴時間を30分以内に集中させることができれば、追い焚きなしでも快適な温度を保てます

シャワー派の場合、冬場は浴室が寒いため長時間使いがちです。浴室暖房の活用や、入浴時間の短縮を意識しましょう。

【春秋(4月~5月、10月~11月)の切り替えポイント】

春秋は気温も水温も穏やかで、ガス代が比較的安定する時期です。

この時期は、自分のライフスタイルに合った入浴方法を見直す良いタイミングです。夏に向けてシャワー中心に切り替える、冬に向けて湯船の保温対策を準備するなど、季節の変わり目を活用しましょう。

また、春秋は給湯器の点検にも適した時期です。冬場の高負荷に備えて、給湯器の効率が落ちていないかチェックしておくと、冬場のガス代高騰を防げます。

【季節別ガス代比較表】

季節

水温

湯船(都市ガス)

湯船(プロパン)

シャワー10分(都市)

シャワー10分(プロパン)

25度

約56円

約98円

約28円

約49円

春秋

18度

約79円

約138円

約40円

約69円

10度

約105円

約184円

約53円

約92円

年間を通じて最もガス代がかかるのは1~3月です。この時期の節約対策を重点的に行うことで、年間コストを大きく削減できます。

季節に応じた柔軟な対応が、ガス代節約の鍵となります。夏は低コストな湯船を活用し設定温度を下げる、冬は保温対策を徹底し家族の入浴時間を集中させる、春秋は年間の入浴スタイルを見直す好機とし、通年で給湯器のメンテナンスで効率を維持することで、快適なバスタイムと節約を両立できます。

■あなたに最適な入浴方法を選択しよう

湯船とシャワー、どちらが良いかは一概には言えません。ライフスタイル、家族構成、使用しているガスの種類によって、最適な選択は変わります。

この記事のポイントをまとめます。

ガス代の基本

  • 湯船1回:都市ガス89円、プロパンガス156円
  • シャワー10分:都市ガス45円、プロパンガス78円
  • 年間差額は最大6万円以上になることも

家族構成別の推奨

  • 一人暮らし:シャワー中心+週末湯船
  • 2人暮らし:連続入浴なら湯船、時間差があればシャワー
  • 3人以上:湯船を共有する方が経済的

効果的な節約方法

  • 湯船派:保温対策、設定温度を下げる、入浴時間の集中
  • シャワー派:節水ヘッド、こまめに止める、時間短縮
  • 共通:季節に応じた使い分け、給湯器の効率維持

プロパンガス利用者へ

  • ガス会社の見直しで年間2~4万円削減の可能性
  • 複数社から見積もりを取ることが重要

最終的には、ガス代だけでなく、健康面やリラックス効果も考慮して選択しましょう。ストレス解消や血行促進のためには湯船が効果的ですし、時間がない朝はシャワーが便利です。

大切なのは、自分のライフスタイルに合った方法を見つけ、その上で無駄なガス代を削減することです。この記事で紹介した節約テクニックを実践すれば、快適さを保ちながら年間1~3万円のガス代削減が可能です。

今日からできることを一つずつ始めて、賢くガス代を節約していきましょう。