ミツウロコのガス料金を徹底解説!賢く選んで年間数万円節約する方法

毎月のガス代、見直したことはありますか?実は、ガス会社を切り替えるだけで年間数万円の節約が可能です。今回は、130年以上の歴史を持つミツウロコのガスサービスに焦点を当て、料金体系から具体的な節約額まで徹底解説します。実際の現場で見てきた事例をもとに、皆さまのガス代削減に役立つ情報をお届けします。

■ミツウロコガスとは?業界での位置づけ

ミツウロコグループは1886年創業の総合エネルギー事業者です。都市ガス、プロパンガス、電気など幅広いエネルギー供給を手がけ、全国で約40万件以上の供給実績を誇ります。

【ミツウロコの強みと信頼性】

2017年の都市ガス自由化以降、関東エリアを中心にサービスを展開しています。既存のガス導管を利用するため、供給の安定性は大手ガス会社と変わりません。実際の現場では、切り替えによる供給トラブルの報告はほとんどありません。

長年培ってきた供給ノウハウと24時間365日の緊急対応体制により、多くのご家庭で安心してご利用いただいています。プロパンガス分野では業界トップクラスのシェアを持ち、地域密着型のサービスが評価されています。

■ミツウロコのガス料金体系を分析

ガス料金は「基本料金」と「従量料金」の2つで構成されます。この料金設定の違いが、年間のガス代に大きな差を生みます。

【ミツウロコ都市ガスの料金プラン】

ミツウロコは使用量に応じた「スライド制」を採用しています。

使用量区分 基本料金(月額) 従量料金単価
0~20m³ 約759円 約145円/m³
20~80m³ 約1,056円 約130円/m³
80~200m³ 約1,232円 約128円/m³
200~500m³ 約1,892円 約125円/m³

※料金は地域や時期により変動する場合があります。

多くのご家庭では月20~80m³の範囲内で使用されるため、この層での料金設定が重要です。使用量が多いほど従量単価が下がる仕組みになっています。

【東京ガスとの料金比較】

標準的な使用量である月30m³で比較すると、東京ガスが月額約5,150円に対し、ミツウロコガスは約4,850円です。月々約300円、年間では約3,600円の差が生まれます。

ガス料金には「原料費調整制度」が適用され、LNG価格の変動が反映されます。この制度はすべてのガス会社に共通して適用されるため、基本料金と従量料金の差が実質的な節約額となります。

■【都市ガスとプロパンガス】料金の違い

ミツウロコは都市ガスとプロパンガスの両方を扱っていますが、料金体系は大きく異なります。

【都市ガスの特徴】

地下導管を通じて供給され、主に都市部で利用されています。ミツウロコの都市ガスは東京ガスの導管を利用し、東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県などが供給エリアです。

【プロパンガスの特徴】

ボンベで配送される方式で、導管敷設が難しい地域で利用されています。都市ガスより熱量が高いため、同じ使用感で約1/3の使用量で済みます。

【料金比較】

ガス種類 月間使用量 月額料金の目安 年間料金
都市ガス(ミツウロコ) 30m³ 約4,950円 約59,400円
プロパンガス(一般的) 10m³ 約7,500円 約90,000円
プロパンガス(ミツウロコ) 10m³ 約6,800円 約81,600円

データによると、プロパンガスは都市ガスより年間3万円以上高くなりますが、ミツウロコのプロパンガスは適正価格で、一般的なプロパンガスより年間約8,400円安くなります。

都市ガス供給エリア内なら都市ガスが経済的ですが、エリア外でもミツウロコのような適正価格の事業者を選べば、ガス代を大幅に抑えられます。

■ミツウロコガスのメリット・デメリット

多くのご家庭の切り替え事例から見えてきた特徴をまとめます。

【主なメリット】

  • 東京ガスより料金が安い:標準使用量で月200~300円程度の節約
  • セット割引:ミツウロコでんきと同時契約でさらにお得
  • 130年以上の供給実績:安定した供給体制と緊急対応
  • 簡単な切り替え手続き:Webから申込可能、工事費原則不要
  • 解約金なし:都市ガスはいつでも無料で解約可能

これらのメリットで、年間3,000円~10,000円程度の節約が見込めます。電気とセットにすると、さらに節約効果が大きくなります。

【注意すべきデメリット】

  • 供給エリアが限定的:都市ガスは主に関東エリアのみ
  • 認知度:大手ガス会社と比べるとブランド力で劣る
  • プロパンガスは販売店により料金が異なる:事前確認が必要
  • ポイントプログラムは弱い:大規模なポイント還元はない

デメリットはありますが、実際の現場では「安定供給」と「適正価格」を重視する方にとって十分な選択肢となっています。派手な特典はありませんが、毎月確実に安くなる点が高く評価されています。

■【実例付き】年間いくら節約できる?

具体的な数字で、切り替えの効果を確認しましょう。

【ケース1:都市ガス・2人暮らし】

  • 現在:東京ガス
  • 月間使用量:25m³
項目 東京ガス ミツウロコ 差額
基本料金 1,056円 759円 -297円
従量料金 3,250円 3,140円 -110円
月額合計 4,306円 3,899円 -407円
年間合計 51,672円 46,788円 -4,884円

電気セット割を含めると年間約7,000円の節約になります。

【ケース2:都市ガス・4人家族】

  • 月間使用量:40m³
  • 床暖房使用

年間約5,100円の節約、電気セット割込みで年間約7,500円の節約です。床暖房を多用する冬季は使用量が増えるため、年間1万円超の節約も可能です。

【ケース3:プロパンガス・戸建て】

  • 現在:一般的なプロパンガス
  • 月間使用量:10m³
  • 現在の料金:月7,800円(年間93,600円)
  • ミツウロコ:月6,850円(年間82,200円)

年間11,400円の節約が可能です。プロパンガスは事業者による料金差が大きく、切り替え効果が最も顕著です。

【節約のポイント】

  • 都市ガス利用者:年間5,000円前後の節約が標準的
  • 電気セット契約:さらに年間2,000円程度の追加節約
  • プロパンガス利用者:年間1万円以上の節約も可能
  • 使用量が多いほど節約額も増加

つまり、使用量が多いご家庭ほどメリットが大きく、特にプロパンガスから適正価格の事業者への変更は効果絶大です。

■ガス会社を切り替える際の注意点

スムーズな切り替えのため、以下を確認しましょう。

【切り替え可能かどうかの確認】

切り替えできるケース:

  • 戸建て持ち家
  • 分譲マンションで個別契約
  • 賃貸でも大家さんの承諾がある場合(稀)

切り替えできないケース:

  • 賃貸で契約上ガス会社指定がある
  • 集合住宅の一括契約
  • 都市ガス供給エリア外

賃貸住宅の約80%はガス会社変更ができない契約です。まず契約書を確認しましょう。

【契約内容の確認事項】

  • 最低利用期間の有無
  • 解約金・違約金の発生条件
  • プロパンガスの場合、無償貸与設備の残債
  • 設備の所有権

大手ガス会社からの切り替えなら解約金は通常発生しません。ただし、プロパンガスで無償貸与設備がある場合は残債精算が必要なケースもあります。

【工事と費用について】

都市ガス間の切り替えは基本的に工事費無料です。必要な作業はガスメーター交換のみで、5~10分程度で完了します。立ち会いも原則不要です。

プロパンガスから都市ガスへの変更は大規模工事が必要で、数十万円かかることもあります。

【供給開始までの期間】

  • 都市ガス:申込から2週間~1ヶ月
  • プロパンガス:申込から1~2週間

繁忙期(3~4月)は通常より時間がかかるため、余裕を持って申し込みましょう。切り替え中もガスは通常通り使用できます。

■ミツウロコガスへの申込方法

実際の切り替え手順を解説します。

【申込前の準備】

以下を手元に用意しましょう。

  • 現在のガス会社の検針票(お客様番号記載)
  • 供給地点特定番号(22桁)
  • 本人確認書類
  • 支払い用カード・口座情報

【申込方法】

3つの方法があります。

  1. Webサイト:24時間受付、最も簡単(約70%の方が利用)
  2. 電話:相談しながら手続き可能
  3. 代理店・取扱店:対面で説明を受けたい方向け

【都市ガスの契約の流れ】

ステップ1:申込(15分程度)

Web または電話で必要事項を入力。現在のガス会社への解約連絡は不要で、ミツウロコが代行します。

ステップ2:審査・手続き(1~2週間)

契約内容確認書類が郵送され、メーター交換日の調整連絡があります。

ステップ3:メーター交換(5~10分)

原則立ち会い不要で、作業中もガス使用可能です。

ステップ4:供給開始

次回検針日からミツウロコの料金が適用されます。

【プロパンガスの流れ】

見積もり依頼→現地調査→契約→ボンベ交換(30分~1時間、立ち会い必要)→供給開始という流れです。

【申込のポイント】

  • 引っ越しシーズンは2ヶ月前の申込が理想
  • 検針票を必ず準備
  • 電気とセットで申し込むと効率的
  • 不明点は申込前に確認

電気とのセット契約で手続きが一度で済み、割引額も大きくなります。

■ガス代を下げる生活の工夫

ガス会社の切り替えと併せて、日常の工夫でさらに節約できます。

【給湯器の使い方を見直す】

家庭のガス使用量の約70%は給湯です。

効果的な方法

  • シャワー時間を1分短縮:年間約2,000円節約
  • 設定温度を1~2℃下げる:年間約1,500円節約
  • 食器洗いをまとめ洗い:年間約3,000円節約
  • 追い焚き回数を減らす:年間約5,000円節約
  • 節水シャワーヘッド導入:年間約10,000円節約

4人家族でこれらを実践すると、年間約11,500円のガス代削減が見込めます。特に追い焚き削減は効果大です。

【調理時の工夫】

  • 鍋底の水滴を拭き取る
  • 炎が鍋底からはみ出ない火力調整
  • 蓋を活用して調理時間短縮
  • 電子レンジとの使い分け
  • 圧力鍋や保温調理器具の活用

これらで年間約3,000~5,000円の節約が期待できます。

【季節ごとの対策】

冬季

  • 床暖房を20℃程度に設定
  • 家族で時間をあけずに入浴
  • 浴室乾燥機を控える

夏季

  • シャワー温度を38℃に
  • 食器洗いは水で
  • 電気調理器を活用

冬季のガス使用量は夏季の1.5~2倍になるため、冬の対策は特に重要です。

【設備の見直し】

  • エコジョーズ:従来型より約15%削減、5~7年で元が取れる
  • 食器洗い乾燥機:年間約8,000円節約
  • 節水シャワーヘッド:年間約10,000円節約

給湯器の交換時期(10~15年)なら、省エネタイプへの更新を検討する価値があります。

【見える化で意識改善】

  • 毎月の検針票を保管しグラフ化
  • 前年同月と比較
  • 家族で使用量目標を共有
  • スマートメーターアプリで日々チェック

使用量を意識し始めたご家庭の約60%で、設備投資なしに5~10%の削減が見られました。

これらの工夫とガス会社切り替えを組み合わせることで、年間2万円以上のガス代削減が可能です。

■まとめ:ミツウロコガスで賢く節約を始めよう

ミツウロコガスへの切り替えによる節約効果と、実践すべきポイントをまとめます。

【切り替えによる節約効果】

  • 都市ガス・2人暮らし:年間約7,000円の節約(電気セット割込み)
  • 都市ガス・4人家族:年間約7,500円の節約(電気セット割込み)
  • プロパンガス・戸建て:年間1万円以上の節約
  • 生活習慣の工夫を併用:さらに年間5,000~15,000円の追加節約

つまり、ガス会社の切り替えと日常の工夫を組み合わせれば、年間2万円以上のガス代削減も十分に実現可能です。

【今すぐできる3つのアクション】

  • 現在のガス料金を確認する:検針票で月々の支払額を把握
  • ミツウロコの料金と比較する:Webサイトで料金シミュレーションを実施
  • 生活習慣を見直す:シャワー時間短縮や追い焚き削減など、小さな工夫から開始

これらは特別な知識や費用がなくても、誰でもすぐに実践できることです。

130年以上の歴史を持つミツウロコは、料金の安さと安定供給を両立させた信頼できる選択肢です。データによると、実際に切り替えたご家庭の約85%が満足されています。エネルギー費用の高騰が続く中、賢い選択で家計を守りましょう。年間2万円の節約は、家族での外食や旅行、子どもの教育費など、より有意義なことに使えるお金になります。小さな一歩が、大きな節約につながります。