
毎月のガス代の明細書を見て、「使用量は少ないのに、なぜこんなに高いの?」と感じたことはありませんか?実は、ガス代の大部分を占めているのが「基本料金」です。
多くの家庭では、ガス代の30%から50%が基本料金として請求されています。つまり、ガスをあまり使わない夏場でも、基本料金は毎月必ず支払わなければなりません。この基本料金の仕組みを理解し、適切に見直すことで、年間で数千円から2万円以上の節約が可能になるのです。
この記事では、ガス業界の料金体系を熟知した視点から、基本料金の仕組みや相場、そして具体的な削減方法まで、詳しく解説していきます。ガス代を少しでも安くしたい方は、ぜひ最後までお読みください。
■ガス代の基本料金とは?仕組みを理解しよう
ガス代の基本料金とは、ガスの使用量に関わらず毎月固定で発生する料金のことです。電気代や水道代にも同様の基本料金がありますが、ガス代の基本料金は特に高額になる傾向があります。
【基本料金に含まれる費用の内訳】
基本料金には、以下のような費用が含まれています。
- ガス導管の維持管理費用
- メーターの設置・管理費用
- 検針や請求書発行などの事務費用
- 保安点検や緊急対応の体制維持費
- ガス供給設備の減価償却費
これらの費用は、お客様がガスを使っても使わなくても、ガス会社が常に負担している固定コストです。そのため、基本料金として毎月請求されるのです。
【従量料金との違い】
ガス代は「基本料金」と「従量料金」の2つで構成されています。
基本料金:使用量に関わらず固定(例:月額1,500円)
従量料金:使用したガスの量に応じて変動(例:1㎥あたり150円×使用量)
例えば、基本料金が1,500円、従量単価が150円/㎥のガス会社で、月に20㎥使用した場合
- 基本料金:1,500円
- 従量料金:150円×20㎥=3,000円
- 合計:4,500円
このように、ガス使用量が少ない月でも、基本料金は必ず発生します。
■基本料金の相場と地域差を知っておこう
ガス代の基本料金は、ガス会社や地域によって大きく異なります。ここでは、都市ガスとプロパンガスそれぞれの相場を見ていきましょう。
【都市ガスの基本料金相場】
都市ガスの基本料金は、地域や使用量によって変動します。主要都市ガス会社の基本料金相場は以下の通りです。
| ガス会社 | 基本料金(月額) | 対象地域 |
|---|---|---|
| 東京ガス | 約759円以上 | 東京・神奈川・埼玉など |
| 大阪ガス | 約759円以上 | 大阪・京都・兵庫など |
| 東邦ガス | 約759円以上 | 愛知・岐阜・三重など |
| 西部ガス | 約972円以上 | 福岡・熊本など |
※料金は使用量区分により変動します(2024年時点の参考値)
都市ガスの場合、使用量が増えるほど基本料金も段階的に上がる「スライド制」を採用している会社が多く見られます。
【プロパンガスの基本料金相場】
プロパンガス(LPガス)の基本料金は、都市ガスよりも高額になる傾向があります。
| 地域 | 平均基本料金 |
|---|---|
| 全国平均 | 約1,800円から2,000円 |
| 関東地方 | 約1,700円から1,900円 |
| 関西地方 | 約1,800円から2,000円 |
| 北海道 | 約2,100円から2,300円 |
プロパンガスは自由料金制のため、同じ地域でも会社によって基本料金が1,000円以上差がつくケースもあります。実際に、1,500円の会社もあれば、2,500円以上請求する会社も存在します。
【なぜ地域差が生まれるのか】
基本料金に地域差が生まれる主な理由は以下の通りです。
- 供給インフラの違い:導管の整備状況や距離
- 競合状況:競合会社が多い地域ほど料金が安い傾向
- 人口密度:人口が多い都市部は効率的な供給が可能
- 気候条件:寒冷地では設備の維持費が高くなる
このように、基本料金は地域やガス会社によって大きく異なるため、自分の契約している料金が適正かどうかを確認することが重要です。
■都市ガスとプロパンガスの基本料金の違い
都市ガスとプロパンガスでは、基本料金の設定方法や金額に大きな違いがあります。それぞれの特徴を理解しておきましょう。
【都市ガスの基本料金の特徴】
都市ガスは公共性の高いサービスとして、料金体系が比較的透明です。
- 原則として認可制または届出制で料金が決定
- 使用量に応じた段階制料金(A料金、B料金など)
- 基本料金は比較的安定している
- 大手ガス会社は料金表を公開している
都市ガスの場合、使用量が0から20㎥、20から80㎥、80から200㎥というように区分され、使用量が多いほど基本料金も高くなりますが、単価は安くなる仕組みです。
【プロパンガスの基本料金の特徴】
プロパンガスは完全自由料金制のため、都市ガスとは大きく異なります。
- ガス会社が自由に料金を設定できる
- 同じ地域でも会社によって2倍以上の差がつくことも
- 基本料金が1,500円から3,000円と幅広い
- 料金改定が頻繁に行われる場合がある
プロパンガスでは、ボンベの配送コストや保管費用も基本料金に含まれるため、都市ガスよりも高額になりがちです。
【コスト構造の違い】
| 項目 | 都市ガス | プロパンガス |
|---|---|---|
| 供給方法 | 地下の導管 | ボンベ配送 |
| 初期設備費 | 利用者負担なし | 実質無料(基本料金に含む) |
| 維持管理費 | 導管の保守 | ボンベ交換・配送 |
| 基本料金の相場 | 759円以上 | 1,800円以上 |
都市ガスは導管で供給されるため、一度インフラが整備されれば効率的に供給できます。一方、プロパンガスはボンベの配送や交換に人件費がかかるため、その分基本料金が高くなるのです。
ただし、都市ガスのガス管が通っていない地域では、プロパンガスしか選択肢がありません。その場合は、プロパンガス会社間での比較・検討が重要になります。
■基本料金が高くなる5つの原因
「うちの基本料金、なぜこんなに高いの?」と感じている方も多いでしょう。基本料金が高額になる主な原因を5つご紹介します。
【1. 長期間同じガス会社を使い続けている】
一つのガス会社を長年使い続けていると、知らないうちに基本料金が値上げされているケースがあります。
特にプロパンガスでは、新規契約時は安い料金を提示し、数年後に徐々に値上げする「つり上げ」が問題視されています。契約当初は基本料金1,500円だったのが、いつの間にか2,200円になっているということも珍しくありません。
【2. 使用量区分が適切でない】
都市ガスの場合、使用量によって基本料金の区分が変わります。
例えば
- A区分(0から20㎥):基本料金759円
- B区分(20から80㎥):基本料金1,056円
- C区分(80から200㎥):基本料金1,232円
家族構成が変わったり、ガスの使用量が減ったりしているのに、高い区分のままになっている可能性があります。
【3. プロパンガス特有の「設備費用の上乗せ」】
プロパンガスの場合、給湯器やガスコンロなどの設備を無償または格安で提供する代わりに、その費用を基本料金に上乗せして回収する商慣習があります。
- 給湯器の交換費用:20万円
- 15年契約で月々1,111円を基本料金に上乗せ
このような「設備費用の分割払い」が基本料金に含まれているケースでは、見た目の基本料金が2,500円以上になることもあります。
【4. 立地条件による割増】
以下のような立地条件では、基本料金が高くなる傾向があります。
- 配送が困難な山間部や離島
- ガス会社の営業所から遠い地域
- 一戸建てで配送効率が悪い場所
- 積雪地域で冬季の配送コストがかかる
これらの条件に該当する場合、基本料金が相場より500円から1,000円高く設定されていることがあります。
【5. 不透明な料金体系】
特にプロパンガスでは、基本料金の内訳が不透明なケースがあります。
- 「保安管理費」として別途請求
- 「メーター使用料」が基本料金とは別
- 「設備償却費」が上乗せされている
こうした追加料金が基本料金に含まれているのか、別途請求なのかが不明確な場合、実質的な基本料金が高額になっている可能性があります。
上記のような原因に心当たりがある方は、次の章で紹介する見直し方法を実践してみましょう。
■ガス会社の基本料金プランを見直す方法
基本料金を削減するための第一歩は、現在の契約内容を正確に把握することです。ここでは、具体的な見直し手順を解説します。
【ステップ1:現在の基本料金を確認する】
まずは、毎月の検針票や請求書で以下の項目をチェックしましょう。
- 基本料金の金額
- 従量単価(1㎥あたりの料金)
- 使用量区分
- その他の追加料金
都市ガスの場合は、ガス会社のホームページで料金表が公開されているので、自分の契約がどの区分に該当するか確認できます。
プロパンガスの場合は、契約書や料金明細を確認するか、直接ガス会社に問い合わせて基本料金を確認しましょう。
【ステップ2:地域の相場と比較する】
自分の基本料金が適正かどうかを判断するために、地域の相場と比較します。
都市ガスの場合
- 大手ガス会社の公式サイトで料金表を確認
- 新規参入のガス会社の料金もチェック
- 自由化後の競合料金プランを比較
プロパンガスの場合
- 石油情報センターの地域別平均価格を参照
- 複数のプロパンガス会社に見積もり依頼
- プロパンガス料金比較サイトを活用
もし自分の基本料金が相場より500円以上高い場合は、見直しの余地が十分にあります。
【ステップ3:使用量に合ったプランを選ぶ】
都市ガスでは、使用量によって最適なプランが異なります。
- 少量使用世帯(20㎥以下/月):基本料金の安いプランを選択
- 中量使用世帯(20から80㎥/月):バランス型のプランを検討
- 大量使用世帯(80㎥以上/月):従量単価の安いプランが有利
最近では、電気とのセット割引プランや、季節によって料金が変動するプランなど、多様な選択肢が用意されています。自分の使用パターンに合ったプランを選ぶことで、基本料金を含めたトータルコストを削減できます。
【ステップ4:料金交渉を試みる】
特にプロパンガスの場合、直接ガス会社に料金交渉することで基本料金を下げられる可能性があります。
効果的な交渉のポイント
- 他社の見積もりを取得してから交渉する
- 「長年利用しているので料金を見直してほしい」と依頼
- 地域の相場より高い場合はその旨を伝える
- 値下げが難しい場合は「他社への切り替えを検討している」と伝える
実際に、交渉によって基本料金が月額300円から500円下がったという事例も多数報告されています。ただし、一時的に下げても後で値上げされるケースもあるため、定期的に料金をチェックすることが大切です。
交渉が難しい、または応じてもらえない場合は、次の章で紹介する「ガス会社の乗り換え」を検討しましょう。
■基本料金を削減する具体的な節約術7選
基本料金そのものを下げることは難しくても、ガス代全体を削減することで家計への負担を軽減できます。ここでは、今日から実践できる節約術をご紹介します。
【1. 給湯温度を1度から2度下げる】
給湯器の設定温度を42度から40度に下げるだけで、ガス使用量を約5%から10%削減できます。
- 冬場:41度に設定
- 夏場:38度から39度に設定
- 食器洗い:低温モードを活用
体感温度はほとんど変わりませんが、年間で2,000円から3,000円の節約につながります。
【2. シャワーヘッドを節水タイプに交換】
節水シャワーヘッドに交換すると、水の使用量が30%から50%削減され、同時にガス代も削減できます。
- 初期費用:2,000円から5,000円
- 年間節約額:約10,000円から15,000円
- 投資回収期間:約3か月から6か月
特に家族が多い家庭では、効果が顕著に表れます。
【3. お風呂の追い焚き回数を減らす】
追い焚きは想像以上にガスを消費します。
- 家族が続けて入浴する
- 浴槽に保温シートをかぶせる
- お湯の温度が下がる前に入浴を済ませる
- 高温足し湯を活用する
これらの工夫で、追い焚き回数を減らすことができ、月額数百円の節約になります。
【4. 調理方法を工夫する】
ガスコンロの使い方を見直すことで、ガス代を削減できます。
- 鍋底から炎がはみ出さないよう火力調整
- 蓋を活用して熱効率を上げる
- 圧力鍋や保温調理器具を使用
- 電子レンジと併用して調理時間を短縮
特に、野菜の下茹でを電子レンジで行うだけでも、年間で1,000円程度の節約につながります。
【5. 食器洗いの温度と時間を見直す】
食器洗い機やお湯での手洗いもガス代がかかります。
- 食洗機の温度設定を低温モードに
- 手洗いの場合は水で予洗いしてから温水で仕上げ
- つけ置き洗いで汚れを浮かせてから洗う
- お湯を出しっぱなしにしない
これらの習慣で、月額300円から500円の節約が期待できます。
【6. 季節ごとの使用量を意識する】
ガスの使用量は季節によって大きく変動します。
冬場の節約ポイント
- 暖房はガスファンヒーターではなくエアコンを優先
- 床暖房の設定温度を1度から2度下げる
- 着る毛布やこたつを併用
夏場の節約ポイント
- シャワーの温度を下げる
- 浴槽のお湯を少なめにする
- 調理は電子レンジやIH機器を活用
季節に応じた使い分けで、年間5,000円から8,000円の削減が可能です。
【7. 定期的なメンテナンスを実施】
機器の効率が落ちると、無駄なガスを消費します。
- 給湯器のフィルター清掃(月1回)
- ガスコンロのバーナー掃除(週1回)
- 給湯器の点検(1年から2年に1回)
特に10年以上使用している給湯器は、最新型に交換することで30%から40%の省エネ効果が得られます。初期費用はかかりますが、長期的には基本料金の負担を相殺できるほどの節約になります。
これらの節約術を組み合わせることで、基本料金の高さを補って余りある削減効果が期待できます。
■ガス会社を乗り換えて基本料金を下げる
基本料金を根本的に削減したい場合、ガス会社の乗り換えが最も効果的です。特にプロパンガスでは、会社を変えるだけで月額2,000円から3,000円、年間で2万円以上の節約になるケースも珍しくありません。
【都市ガスの自由化と乗り換え】
2017年の都市ガス自由化により、従来の大手ガス会社以外からも都市ガスを購入できるようになりました。
都市ガス乗り換えのメリット
- 基本料金が100円から300円安くなる場合がある
- 電気とのセット割で更にお得
- 新規契約キャンペーンでポイント還元
- 従量単価も安くなる場合が多い
例えば、東京ガスエリアでは新電力会社が提供する都市ガスに切り替えることで、基本料金と従量料金の両方が安くなり、年間で5,000円から10,000円の節約が可能です。
【プロパンガス乗り換えの大きな節約効果】
プロパンガスは完全自由競争のため、会社によって料金差が非常に大きくなっています。
乗り換え前後の料金比較例
| 項目 | 乗り換え前 | 乗り換え後 | 削減額 |
|---|---|---|---|
| 基本料金 | 2,200円 | 1,650円 | マイナス550円 |
| 従量単価(1㎥) | 650円 | 480円 | マイナス170円 |
| 月額料金(20㎥使用) | 15,200円 | 11,250円 | マイナス3,950円 |
| 年間削減額 | 該当なし | 該当なし | 47,400円 |
このように、プロパンガス会社を見直すだけで、基本料金だけでなく従量料金も大幅に削減できます。
【ガス会社乗り換えの手順】
ガス会社の乗り換えは、以下の手順で進めます。
- 複数のガス会社から見積もりを取得
- 最低3社以上に見積もり依頼
- 基本料金と従量単価の両方を確認
- 契約期間や解約条件もチェック
- 現在のガス会社に解約を申し出る
- プロパンガスの場合、契約期間や違約金を確認
- 設備費用の残債がある場合は精算方法を確認
- 新しいガス会社と契約
- 料金保証の有無を確認
- 定期的な値上げがないか契約書で確認
- 緊急時の対応体制を確認
- 切り替え工事の実施
- 通常は1時間から2時間程度で完了
- 立ち会いが必要
- 費用は基本的に無料
【乗り換え時の注意点】
ガス会社を乗り換える際は、以下の点に注意しましょう。
- 設備費用の残債:プロパンガスで給湯器などを無償提供されている場合、残債の精算が必要
- 契約期間の縛り:最低契約期間や違約金の有無を確認
- 賃貸住宅の場合:大家や管理会社の許可が必要
- 値上げリスク:契約後の値上げ条件を事前確認
特に「最初だけ安くして後で値上げする」業者もいるため、料金保証や値上げ時の通知義務などを契約書で確認することが重要です。
【おすすめの乗り換え先の見つけ方】
信頼できるガス会社を見つけるためのポイントは以下の通りです。
- ガス料金比較サイトで複数社を一括見積もり
- 口コミや評判をインターネットで確認
- 保安体制や緊急対応の実績をチェック
- 地元で長年営業している会社を優先
- 不当な値上げをしないという書面での確約
プロパンガス協会や消費者センターに相談するのも一つの方法です。優良なガス会社を紹介してもらえる場合もあります。
ガス会社の乗り換えは、基本料金を削減する最も確実で効果的な方法です。特にプロパンガスを使用している方は、一度真剣に検討する価値があります。
■基本料金に関するよくある誤解と正しい知識
ガス代の基本料金については、多くの誤解や勘違いがあります。正しい知識を持つことで、適切な判断ができるようになります。
【誤解1:ガスを使わなければ基本料金もかからない】
誤解:「今月はガスを全く使わなかったから、基本料金も0円になる」
正しい知識
基本料金は使用量に関わらず毎月固定で発生します。長期間家を空ける場合でも、契約を継続している限り基本料金は請求されます。
もし長期間(3か月以上)家を空ける場合は、ガスの閉栓手続きをすることで基本料金の発生を止められます。ただし、再開栓時に手数料がかかる場合があるため、事前に確認しましょう。
【誤解2:基本料金が高い=ボッタクリ】
誤解:「うちの基本料金2,000円は高すぎる。絶対にボッタクリだ」
正しい知識
基本料金の適正価格は、都市ガスかプロパンガスか、地域の供給環境、使用量区分などによって異なります。
プロパンガスで基本料金が2,000円程度なら、全国平均と同水準です。ただし、都市ガスで2,000円なら確かに高いと言えます。単純に金額だけでなく、自分の契約内容と地域の相場を比較して判断することが重要です。
【誤解3:基本料金を払っていれば一定量は無料で使える】
誤解:「基本料金を払っているから、少量なら使っても料金は変わらない」
正しい知識
基本料金はあくまで「供給体制の維持費用」であり、使用した分は必ず従量料金として請求されます。1㎥でも使えば、その分の従量料金が加算されます。
【誤解4:プロパンガスは都市ガスより必ず高い】
誤解:「プロパンガスは都市ガスより絶対に高いから損」
正しい知識
基本料金だけで見ると、プロパンガスの方が高い傾向にあります。しかし、プロパンガスは都市ガスの約2.2倍の熱量があるため、使用量(㎥数)は少なくて済みます。
また、優良なプロパンガス会社に切り替えれば、都市ガスと同等かそれ以下の料金になることもあります。大切なのは、会社選びと料金の定期的な見直しです。
【誤解5:基本料金は全国一律】
誤解:「どこに住んでいても同じガス会社なら基本料金は同じ」
正しい知識
同じガス会社でも、地域によって基本料金が異なる場合があります。特にプロパンガスでは、配送距離や競合状況によって基本料金が大きく変わります。
都市ガスでも、供給エリアによって微妙に料金が異なるケースがあるため、必ず自分の地域の料金表を確認しましょう。
【誤解6:契約後は基本料金を変更できない】
誤解:「一度契約したら、基本料金は変更できない」
正しい知識
使用量区分の変更、プラン変更、料金交渉、ガス会社の乗り換えなど、基本料金を見直す方法は複数あります。
特にプロパンガスでは、定期的に料金を見直すことで、不当な値上げを防ぐことができます。「一度契約したら終わり」ではなく、継続的に最適な料金を追求する姿勢が大切です。
これらの誤解を解消し、正しい知識を持つことで、より賢くガス代を管理できるようになります。
■基本料金の見直しで年間2万円の節約を実現しよう
ガス代の基本料金は、毎月固定で発生するコストだからこそ、見直すことで大きな節約効果が得られます。この記事の重要ポイントを以下にまとめます。
基本料金の仕組みと相場
- ガス代は「基本料金」と「従量料金」の2つで構成される
- 基本料金は使用量に関わらず毎月固定で発生
- 都市ガスの相場:約759円以上
- プロパンガスの相場:約1,800円から2,000円
- 地域やガス会社によって料金差が大きい
基本料金が高くなる主な原因
- 長期間同じガス会社を使い続けている
- 使用量区分が適切でない
- プロパンガス特有の設備費用の上乗せ
- 立地条件による割増
- 不透明な料金体系
基本料金を削減する3つの方法
- 契約プランの見直し
- 現在の基本料金を確認する
- 地域の相場と比較する
- 使用量に合ったプランを選ぶ
- ガス会社に料金交渉を試みる
- 日常的な節約術の実践
- 給湯温度を1度から2度下げる
- 節水シャワーヘッドに交換する
- お風呂の追い焚き回数を減らす
- 調理方法を工夫する
- 定期的なメンテナンスを実施する
- ガス会社の乗り換え
- 都市ガス:自由化により選択肢が増加
- プロパンガス:会社によって料金差が大きい
- 複数社から見積もりを取得
- 契約条件や値上げリスクを確認
- 年間2万円以上の削減も可能
今すぐ行動すべき理由
- ガス代は放置していても自動的に安くならない
- むしろ、何もしなければ徐々に値上げされる可能性がある
- 特にプロパンガス利用者、同じ会社を5年以上使い続けている方、基本料金が2,000円を超えている方は見直しの価値が高い
ガス代の基本料金を適正化し、効率的な使用方法を実践することで、年間2万円以上の節約も決して夢ではありません。まずは今月の請求書を確認し、自分の基本料金が適正かどうかをチェックすることから始めてみてください。この記事で得た知識を活かして、今日から賢いガス代管理を実現しましょう。
